ゆみと姉の祥恵が40フィートカタマランヨットで世界巡航したドキュメンタリー
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「落としたら、かわいそうだよ」
ゆみは、祥恵に言った。フジツボが、貝の隙
間から顔を出したり、引っ込めたりしている
姿は愛嬌があった。
「だめよ。落とさなきゃ」
祥恵は、ゆみに言ったが、ゆみは、どうして
もかわいそうで落とすことが出来なかった。
いつの間にか、スケッチブックを持ってきて
貝が出たり、入ったりする姿を描いていた。
「この子は、手伝いにならない」
プリンセスゆみの世界巡航記
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