プリンセスゆみの世界巡航記

ゆみと姉の祥恵が40フィートカタマランヨットで世界巡航したドキュメンタリー

野生なのに

ゆみの手招きで、野生のテンのはずなのに、

ゆみのすぐ近くまで近づいて来てくれた。

「ゆみ。危ないから近付かないのよ」

祥恵が少し離れた所から、ゆみに注意した。

「大丈夫よね」

ゆみは、テンに優しく手を差し出すと、テン

は、自分の体を、ゆみの手にすり寄せてくれ

た。ゆみは、テンの体を撫でてあげた。

「なぜ、野生の子を撫でられるんだろう」

祥恵は、自分の妹を不思議そうに見ていた。


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