「乗ってみる？」
祥恵は、ラクダを見つめて、ものすごく乗り
たそうにしていたゆみに聞いた。
「うん」
ゆみは、頷いた。そして、観光客が来るのを
待っていたラクダの所に行くと、ゆみは背中
に乗せてもらい、砂漠の中を歩いた。
ラクダに乗って歩くゆみの姿を、祥恵は写真
に撮りながら、追いかけ回していた。
気づくと、もう時間は夕刻を過ぎていた。
ラクダ
※スマホの方は、横向きでご覧下さい。
view smartphone in horizontal.
Produced by 読進社書店
ゆみと姉の祥恵が40フィートカタマランヨットで世界巡航したドキュメンタリー