「ここが、マスカットの街なの?」
ゆみは、マスカットの地面に立っていた。
昨夜、マスカットのマリーナに到着した時は
もう辺り一面、真っ暗になっていて、周りの
町の様子が全くわからなかった。
今、ゆみが、祥恵と歩いている街中は、全て
コンクリートに舗装された大都会だった。
「なんか、マスカットらしくない」
ゆみは、祥恵と街中のスーパーへ買い物に向
かいながら、話していた。
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