ゆみは、カラチ港では、1人ヨットに残って
デッキ上にイーゼルを広げ、絵を描いてた。
祥恵は、ゆみを1人残して、せっせとカラチ
の街へと買い出しに出掛けていた。
「ゆみ、行ってくるよ」
本当は、ゆみが外出しないので、次の街へと
先に進んでしまいたい所だが、次はモルジブ
なのだ。ここからモルジブまでは、かなり距
離がある。食料品や燃料など、たっぷり備蓄
していかないと辿り着かないのだった。
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