次の日、祥恵は、ゆみを連れて、カラチの町
に出掛けてみたが、町の寂れた感じの雰囲気
に、ゆみは、街中を歩くのを嫌がった。
「食料品の買い出しに行かないと」
祥恵は、ゆみに言ってみたが、ゆみは、あま
り進んでお買い物に行きたいという感じには
なってくれなかった。
「マリーナに戻ろうか」
祥恵が、ゆみに声をかけると、ゆみは黙って
頷いて、祥恵は一緒にマリーナへ戻った。
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